2026年6月18日

こんにちは。下野市の駅東ラッコ整形外科クリニック院長の山中卓哉です。
「交通事故でむちうちになって整形外科に通うんですが、お金はかかるんでしょうか?」
「自賠責保険って何ですか?」
「文書料って何ですか?」
下野市・小山市・宇都宮市・壬生町から交通事故で来院される患者さんに、本当によく聞かれる質問です。
事故に遭った直後は、ケガの痛みと精神的な動揺で精一杯のところに、保険会社からの連絡、警察への届け出、職場への報告など、考えることが山積みです。そこに「治療費はいくらかかるんだろう?」という不安が加わると、頭が真っ白になってしまいますよね。
今日は、整形外科医として13年間、交通事故の患者さんを多く診てきた経験から、下野市でむちうち治療を受けるときの費用と保険の仕組みを、なるべく分かりやすくお伝えします。
まず最初にお伝えしておきます。結論から言うと、患者さんの自己負担は基本0円です。 安心して治療を受けていただけます。
まず大事な結論:「自己負担ゼロ」が原則です
最初に、これだけは押さえておいてください。
交通事故でむちうち治療を受ける場合、患者さんの窓口負担は基本0円です。
これは、加害者側の任意保険会社が、病院に直接治療費を支払ってくれる仕組み(「任意一括対応」と呼びます)が一般的だからです。患者さんは、保険証や財布を気にせず、ただ治療に専念していただけます。
ですので、「お金が心配で通院を控える」というのは、本当にもったいないんです。多くの患者さんが、この仕組みを知らずに「払えなくなりそうだから通院をやめます」とおっしゃいますが、その必要はありません。
交通事故治療の基本「自賠責保険」を理解しよう
交通事故の治療費を支える、最も重要な保険が自賠責保険です。
自賠責保険とは
すべての自動車・バイクに加入が義務づけられている強制保険です。事故の加害者は必ず加入しています。
自賠責保険でカバーされる金額
①傷害(治療費・慰謝料・休業損害・文書料すべて含む)
②死亡
③後遺障害(程度に応じて)
交通事故でむちうちになった患者さんの治療費は、この自賠責保険の「傷害」の枠から支払われます。
「自賠責保険」と「任意保険」の関係
ほとんどの加害者は、自賠責保険(強制)に加えて、任意保険にも加入しています。任意保険は、自賠責でカバーしきれない部分を補う民間の保険です。
下野市内の交通事故では、加害者の任意保険会社が窓口になり、自賠責と任意保険を組み合わせて、患者さんの治療費を全額カバーするケースがほとんどです。
「任意一括対応」の流れ
ほとんどの患者さんが利用するのが、加害者側の任意保険会社による「任意一括対応」です。これが、患者さんの自己負担0円を実現する仕組みです。
①事故直後
加害者側の任意保険会社に連絡し、通院する病院の名前を伝えます。
②同意書のサイン
任意保険会社から「同意書」が送られてきます。これは「保険会社が病院と直接やり取りしていいですよ」という同意書です。サインして返送します。
③病院での治療
病院に「交通事故で通院しています。◯◯保険会社の一括対応です」と伝えれば、患者さんは窓口でお金を払う必要なく、治療を受けられます。
④保険会社が病院に支払い
病院は治療費を保険会社に請求し、保険会社が直接病院に支払います。
⑤治療終了後の示談
治療が終わったら、保険会社と示談交渉。慰謝料・休業損害などを受け取って完了です。
この流れの中で、患者さんが窓口でお金を払う場面はありません。
「健康保険を使ったほうがいいですか?」と聞かれたら
患者さんから、こういう質問をいただくことがあります。
「健康保険を使えば、自己負担3割で済むんですよね?そっちのほうがいいんじゃないですか?」
これに対する私の答えは明確です。
当院では、交通事故治療で健康保険の使用はおすすめしていません。
理由は3つあります。
理由①:そもそも自己負担はすでに0円です
任意一括対応がきちんと行われていれば、患者さんの窓口負担は0円です。健康保険を使う使わないに関わらず、患者さんが実際に支払う金額は変わりません。
理由②:健康保険を使うと手続きが煩雑になります
健康保険を使うには「第三者行為による傷病届」という書類を健康保険組合に提出する必要があります。これが結構面倒な手続きです。患者さんご自身で書類を集めて、保険会社・健康保険組合・病院の三者間でやり取りをする必要が出てきます。
理由③:慰謝料の計算で不利になる可能性があります
自賠責保険では、通院日数や治療期間が慰謝料計算の根拠になります。健康保険を使うと、保険会社からの治療終了の打診が早まることがあり、結果的に慰謝料が少なくなるリスクがあります。
これらの理由から、特段の事情がない限り、自賠責保険(任意一括対応)で治療を受けることをおすすめしています。
ただし、自己負担が発生するケースもあります
「自己負担0円が原則」と言いましたが、ごく稀に例外もあります。
①加害者が任意保険に加入していない場合
任意一括対応が使えないため、患者さんが一旦立て替えて、後で自賠責保険に直接請求する形になります。この場合、当院では立て替え時の手続きをサポートします。
②100%被害者の責任の事故(無責事故)の場合
完全な被害者責任の事故(自分が一方的に追突した場合など)では、自賠責保険は使えません。この場合は、ご自身の任意保険(人身傷害保険)などで対応します。
ただし、被害者にも多少の過失がある場合でも、ほとんどの事故では自賠責保険で対応できます。「自分にも過失があるかも…」と心配される方も、まずは当院にご相談ください。
③保険会社から治療打ち切りを言われた後
「もう治療終了です」と言われた後に通院を続ける場合、その分の治療費は基本的に患者さんの自己負担です。ただし、症状が残っているなら通院は続けるべきで、後で弁護士を通じて請求できる場合もあります。当院では弁護士事務所と連携してサポートします。
これらのケースでも、当院では対応経験が豊富です。お困りの方は、必ずご相談ください。
文書料(診断書代)について
患者さんから、よく「診断書代はいくらですか?」と聞かれます。
文書料は、医療機関によって異なります。主な文書料は以下の通りです。
①警察提出用診断書
②保険会社提出用診断書
③後遺障害診断書
④通院証明書
⑤休業損害証明書
これらの文書料も、自賠責保険から支払われます。患者さんの自己負担にはなりません。
ただし、文書料は治療費とは別に発行時に窓口でお支払いいただくケースもあります。その場合も、後で保険会社に請求すれば返金されます。詳しい金額は受付でお問い合わせください。
「お金の心配」より「治療の中断」が一番のリスク
ここまで読んで、何となく仕組みは理解いただけたかと思います。
最後に、私が患者さんにいつもお伝えしている、一番大事なことをお話しします。
「お金の心配で通院を中断する」のが、交通事故患者さんにとって最大のリスクです。
理由は3つあります。
①治療を中断すると、症状が悪化することがある
②通院日数が少ないと、後で受け取れる慰謝料が減る
③後遺症が残った場合、後遺障害認定で不利になる
「お金がかかりそうだから通院を減らす」「治療をやめる」というのは、患者さんが損をする選択です。
当院では、保険対応に慣れた事務スタッフが、保険会社とのやり取りをすべてサポートします。「自分でやらないといけない手続き」はほぼありません。安心して治療に専念していただけます。
下野市の患者さんへ
当院は下野市の駅東、JR小金井駅から徒歩4分の場所にあります。下野市・小山市・宇都宮市・栃木市・真岡市・壬生町・上三川町など、栃木県南部の幅広いエリアから多くの患者さんが交通事故治療で通われています。
当院でできること:
①自賠責保険・任意一括対応に慣れた事務スタッフ
②初診当日の診断書発行
③適切な文書(警察提出用・保険会社提出用・後遺障害診断書)の作成
④栃木県で多くの交通事故案件を扱う法律事務所との連携
⑤後遺障害診断書の作成(150件以上の実績)
⑥院長は整形外科専門医・13年のキャリア(頸椎・腰椎の手術500件以上、骨折外傷の手術1000件以上)
「お金の不安」「保険のことが分からない」という方も、お気軽にお電話ください。お話を聞いて、必要な手続きをご案内します。
よくあるご質問(Q&A)
Q1. 交通事故でむちうち治療を受けるとき、自己負担はいくらかかりますか?
A. 患者さんの自己負担は基本0円です。加害者側の任意保険会社が病院に直接治療費を支払う「任意一括対応」が一般的だからです。患者さんは保険証や財布を気にせず、治療に専念していただけます。
Q2. 自賠責保険ってどんな保険ですか?
A. すべての自動車・バイクに加入が義務づけられている強制保険です。事故の被害者を守るためにあり、ケガの治療費・慰謝料・休業損害・文書料などが支払われます。下野市の交通事故治療では、この自賠責保険が治療費の基本になります。
Q3. 健康保険を使って交通事故の治療を受けたほうがいいですか?
A. 当院では、健康保険の使用はおすすめしていません。任意一括対応で患者さんの自己負担は既に0円ですし、健康保険を使うと「第三者行為による傷病届」など煩雑な手続きが必要になります。さらに、慰謝料計算で不利になる可能性もあります。自賠責保険(任意一括対応)で治療を受けるのが、患者さんにとって最もスムーズです。
Q4. 加害者が任意保険に入っていない場合、治療費はどうなりますか?
A. 任意一括対応が使えないため、患者さんが一旦立て替えて、後で自賠責保険に直接請求(「被害者請求」)する形になります。当院では立て替え時の手続きや、自賠責保険への請求方法もサポートします。お困りの方はご相談ください。
Q5. 文書料(診断書代)はいくらかかりますか?
A. 警察提出用診断書、保険会社提出用診断書、後遺障害診断書など、文書の種類によって異なります。これらの文書料も、最終的には自賠責保険から支払われるため、患者さんの実質的な自己負担にはなりません。詳しい金額は受付でお問い合わせください。
Q6. 保険会社から「治療費を打ち切る」と言われました。どうすればいいですか?
A. まず主治医に「症状はまだある」ことを伝え、治療継続が必要かどうか医学的に判断してもらってください。打ち切られた後も、症状があるなら通院は続けるべきです。当院は栃木県最大手の交通事故専門法律事務所と連携しているので、必要に応じて弁護士をご紹介できます。打ち切り後の治療費も、弁護士を通じて請求できる場合があります。
Q7. 過失割合があっても自賠責保険は使えますか?
A. はい、ほとんどの事故で自賠責保険が使えます。被害者にも過失がある事故でも、自賠責保険は被害者保護の観点から、減額されることなく支払われるケースが多いです。100%被害者の責任となる極めて稀なケース以外は、安心して治療を受けていただけます。詳しい対応は事故の状況をお聞きしてご案内します。
Q8. 自分の任意保険(人身傷害保険)を使うこともできますか?
A. はい、ご自身の任意保険に「人身傷害補償保険」が付いていれば使えます。過失割合に関係なく治療費がカバーされ、保険料も上がらないため、状況によっては活用するのも一つの選択肢です。詳しくはご自身の保険会社にご確認ください。
Q9. 通院時の交通費は出ますか?
A. はい、通院のための交通費は損害として請求できます。電車・バスは実費、自家用車はガソリン代相当(1kmあたり15円程度)、症状によってはタクシーも認められます。領収書(電車・タクシー)、ガソリン代の概算(車)を保管しておいてください。
Q10. 駅東ラッコ整形外科クリニックは保険対応に慣れていますか?
A. はい、当院は交通事故診療の実績が豊富で、自賠責保険・任意一括対応の手続きに慣れた事務スタッフがいます。煩雑な保険会社とのやり取りも、できる限り当院で代行します。患者さんは治療に専念していただける体制です。
下野市で交通事故・むちうち治療をお考えの方、費用や保険のことで不安な方、まずはお電話ください。お話を聞いて、患者さんに合った最適な対応をご案内します。
記述:駅東ラッコ整形外科クリニック 院長 山中 卓哉(整形外科専門医)
