2026年4月10日

こんにちは。
下野市にある駅東ラッコ整形外科クリニックです(小山市からも多くの患者さんにご来院いただいています)。
野球をしているお子さんや学生さんで、
投げると肘が痛い
肘を伸ばすと違和感がある
最近ボールが投げにくい
といった症状はありませんか?
その原因の一つに、
👉 野球肘(後方障害)があります。
今回は、見逃されやすい「肘の後ろの野球肘」について、わかりやすく解説します。
野球肘=内側だけじゃない?「後方障害」とは
野球肘というと「肘の内側の痛み」が有名ですが、実は肘の後ろ側にも障害が起こります。
しかも多くの場合、
👉「内側が痛い」と感じる
ため、正確な診断が難しいことがあります。
実際に、後方の障害でも内側の痛みとして訴えるケースが多いと報告されています。
なぜ起こる?原因は「投げすぎ」
野球肘(後方障害)の主な原因は、
👉 投球動作の繰り返し(オーバーユース)
です。
ボールを投げるとき、肘には
外に開く力(外反)
伸びきる力(伸展)
が同時にかかります。
このストレスが繰り返されることで、肘の後ろの骨や軟骨にダメージが蓄積していきます。
成長期に多い理由(小学生〜高校生は要注意)
成長期の肘はまだ完成しておらず、「骨端線」という弱い部分があります。

この骨端線は10〜16歳頃に閉じますが、それまでは非常にデリケートです。
つまり、
👉 成長途中の骨 × 投げすぎ
= 障害が起こりやすい
という状態です。
こんな症状は要注意
以下の症状がある場合、野球肘(後方障害)の可能性があります。
投球時に肘の痛みがある
肘を伸ばしたときに痛い
肘の後ろ〜内側を押すと痛い
投げた後に違和感が残る
特に、
👉 「肘を完全に伸ばすと痛い」
これは重要なサインです。

自宅でもできるチェック
肘をゆっくり伸ばしたときに痛みが出るか確認してみてください。
これは「肘伸展ストレステスト」と呼ばれ、後方障害のチェックに有効です。
主な病気の種類
野球肘(後方障害)にはいくつかのタイプがあります。
■ 骨端線障害(成長期に多い)
骨の成長部分が傷つく状態。
早期なら安静で改善することが多いです。

■ 肘頭疲労骨折
繰り返しの負担で骨にヒビが入る状態。
進行すると手術が必要になる場合もあります。

■ 軟骨の障害(OCDなど)
関節の表面が傷つくタイプ。
引っかかり感や可動域制限が出ることもあります。

レントゲンだけでは見つからないことも
野球肘(後方障害)は、
👉 レントゲンで分かりにくい
のが特徴です。
そのため、
CT
MRI
などの検査が必要になることも少なくありません。
治療方法(当院での考え方)
駅東ラッコ整形外科クリニックでは、以下の流れで治療を行います。
① 投球の一時中止(最重要)
まずはしっかり休ませます。
② リハビリテーション
肩甲骨
体幹
股関節
など、全身のバランスを整えます。
③ 段階的な復帰
いきなり全力投球はNG。
段階的に負荷を上げていきます。
④ 手術(必要な場合)
保存療法で改善しない場合や重症例では手術を検討します。
再発予防がとても重要です
野球肘は治っても再発しやすいスポーツ障害です。
当院では、
投球フォームの見直し
投球数の管理
体の使い方の改善
まで含めてサポートしています。
復帰計画と再発予防の重要です。
下野市・小山市で野球肘にお悩みの方へ
野球肘(後方障害)は、
👉 早期発見・早期治療でしっかり治せる疾患です
しかし、放置すると
長期離脱
手術
パフォーマンス低下
につながる可能性もあります。
まとめ
肘の後ろの痛みも野球肘の一種
成長期は特に注意
「伸ばすと痛い」は危険サイン
早めの受診が大切
下野市・小山市周辺で
「投げると肘が痛い」「違和感がある」などお悩みの方は、
👉 駅東ラッコ整形外科クリニックまでお気軽にご相談ください。
スポーツを続けながら、しっかり治すサポートを行っています。
