2026年6月11日

こんにちは。下野市の駅東ラッコ整形外科クリニック院長の山中卓哉です。
「むちうちの治療って、具体的に何をするんですか?」 「整形外科ではどんな施術を受けるんでしょうか?」
下野市・小山市・宇都宮市・壬生町・上三川町から交通事故で来院される患者さんに、本当によく聞かれる質問です。
整骨院や接骨院での施術は何となく想像がつくけれど、整形外科での治療内容は意外と知られていません。「とりあえず湿布と痛み止めを出されるだけ?」と思っている方も多いです。
実は、整形外科でできるむちうち治療は、想像以上に幅広く、専門的です。今日は、整形外科医として13年間、頸椎・腰椎の手術を500件以上、骨折外傷の手術を1000件以上携わってきた経験から、交通事故後のむちうち治療で行う5つの主要な治療法を分かりやすくお伝えします。
まずお伝えしたいこと:むちうちは「整形外科の専門領域」です
最初に、これだけは知っておいてください。
むちうちは、首の筋肉・靱帯・関節・神経などが複雑に絡み合うケガです。表面的には「首が痛い」という単純な症状に見えても、その奥では、
①頸椎(首の骨)のずれ ②椎間板の損傷 ③靱帯の損傷 ④筋肉・筋膜の損傷 ⑤神経の圧迫・炎症 ⑥自律神経の乱れ
など、複数の要因が絡んでいることが多いんです。
これらを正確に診断し、それぞれに合った治療を組み合わせるには、整形外科専門医の知識と経験が必要です。私は整形外科専門医として、頸椎や腰椎の手術を500件以上経験してきました。だからこそ、むちうちの患者さんを診たときに、「これは手術が必要なケースか、保存療法でいけるケースか」を判断できます。
幸い、むちうちのほとんどは手術なしで治るケースです。今日ご紹介する5つの治療法を組み合わせて、回復に導いていきます。
治療法①:薬物療法(内服薬・外用薬)
むちうち治療の基本は、薬物療法です。
処方される代表的な薬:
①消炎鎮痛剤(ロキソプロフェン、セレコキシブなど) 痛みと炎症を抑える、最も基本的な薬です。
②筋弛緩剤(ミオナール、テルネリンなど) むちうちで硬くなった筋肉を緩めます。
③神経障害性疼痛治療薬(リリカ、タリージェなど) 腕や手のしびれ、神経痛がある場合に使います。
④ビタミンB12製剤(メチコバール) 神経の修復を促します。しびれや神経症状に有効です。
⑤湿布(モーラステープ、ロキソニンテープなど) 痛む部分に直接貼って、炎症を抑えます。
これらの薬は、症状に応じて組み合わせて処方します。患者さんの年齢、持病、生活スタイルに合わせて最適な処方を選ぶのも、医師の経験が問われる部分です。
治療法②:物理療法(理学療法)
物理療法は、機器を使って痛みを和らげ、回復を促す治療です。リハビリテーション科に通って受けます。
主な物理療法:
①温熱療法(ホットパック、極超短波) 首・肩・腰の血流を改善し、筋肉の緊張をほぐします。
②電気療法(干渉波、低周波) 電気の刺激で痛みを抑え、筋肉の動きを正常化します。
③牽引療法 頸椎をゆっくり引っ張ることで、神経の圧迫を緩和します。
④マイクロ波治療 深部組織まで温めて、慢性的な痛みを和らげます。
⑤超音波治療 損傷した組織の修復を促進します。
物理療法は、継続して受けることで効果が出ます。週4-5回のペースで通院されると、回復が早まります。当院はリハビリテーション科を併設しているので、リハビリ専門スタッフが患者さんに合わせた組み合わせで施術します。
治療法③:運動療法(リハビリテーション)
むちうちの治療で、最も大事と言っても過言ではないのが運動療法です。
「痛いから安静に」が正解と思いがちですが、実はむちうちでは早めにリハビリを始めるほうが回復が早いことが、医学的に証明されています。
運動療法の内容:
①ストレッチ(首・肩・背中の柔軟性を取り戻す) ②筋力トレーニング(支える筋肉を強くする) ③姿勢矯正(悪い姿勢が痛みを長引かせる) ④可動域訓練(首が動かしにくい範囲を広げる) ⑤バランストレーニング(全身のバランスを整える)
当院では、リハビリ専門の理学療法士・柔道整復師が、患者さん一人ひとりの症状に合わせた運動メニューを組みます。「自分の症状にどんなリハビリが合うのか」は、専門スタッフのいる施設でないと判断できません。
治療法④:注射治療(神経ブロック・トリガーポイント)
ここからは、整形外科でしかできない治療になります。
薬を飲んでも、リハビリを受けても、痛みが取れない場合に行うのが注射治療です。
主な注射治療:
①トリガーポイント注射 痛みの原因となっている「コリ」の中心に直接注射し、即効性のある痛み緩和を狙います。
②神経ブロック注射(星状神経節ブロック、頸部硬膜外ブロックなど) 痛みを伝える神経の働きを一時的に止め、痛みの悪循環を断ち切ります。むちうちの慢性化を防ぐのに有効です。
③ハイドロリリース(筋膜リリース注射) 癒着した筋膜を生理食塩水で剥がし、痛みを和らげます。比較的新しい治療法ですが、効果が高いと注目されています。
注射治療は、整形外科医の経験と技術で結果が大きく変わります。私は整形外科13年のキャリアで、頸椎・腰椎の手術を500件以上経験してきました。手術と注射では技術領域が違いますが、首・腰の解剖学的な知識を熟知している医師が打つ注射は、安全性も効果も高くなります。
治療法⑤:手術療法(ごく稀なケースのみ)
最後に、手術療法です。
ここは安心していただきたいのですが、むちうちのほとんどは手術なしで治ります。手術が必要になるのは、ごく稀なケースだけです。
手術が検討されるのは:
①頸椎椎間板ヘルニアによる重度の神経圧迫 ②脊髄損傷 ③頸椎の骨折・脱臼 ④保存療法で6ヶ月以上改善せず、日常生活に大きな支障がある場合
これらに該当した場合、私は整形外科医として頸椎・腰椎の手術を500件以上、骨折外傷の手術を1000件以上経験してきましたので、手術が必要かどうかの判断は的確にできます。
当院は外来クリニックなので、手術自体は当院では行いません。手術が必要な場合は、自治医大病院などの連携先に確実に橋渡しします。私は自治医大整形外科医局に10年間在籍していたので、自治医大の整形外科の先生方とも信頼関係があり、紹介もスムーズです。
「もしかして手術が必要かも…」と不安な方は、まず当院で診察を受けてください。99%の方は手術は不要ですし、必要な場合も最適な医療機関にご紹介します。
これらの治療法を「組み合わせる」のが整形外科の強みです
ここまで5つの治療法をお伝えしましたが、実際の治療では、これらを患者さんの症状に合わせて組み合わせます。
例えば:
【急性期(事故〜1ヶ月)の典型的な治療プラン】 ①消炎鎮痛剤+筋弛緩剤の処方 ②週2〜3回のリハビリ(温熱+電気+ストレッチ) ③症状が強ければトリガーポイント注射
【回復期(1〜3ヶ月)の典型的な治療プラン】 ①薬を少しずつ減らす ②運動療法を中心としたリハビリ ③しびれが残る場合は神経障害性疼痛治療薬
【症状固定期(3ヶ月以降)の典型的な治療プラン】 ①残存症状に応じた治療継続 ②後遺障害申請の検討 ③日常生活へのアドバイス
「どの治療をいつ・どの強度で行うか」を、患者さんの状態を見ながら調整する。これが整形外科専門医の役割です。
下野市の患者さんへ、当院の特徴
私は下野市の出身で、愛泉幼稚園、国分寺小学校、国分寺中学校、石橋高校を卒業しました。整形外科医として13年、自治医大で10年間勉強し、頸椎・腰椎の手術500件以上、骨折外傷の手術1000件以上の経験があります。
地元・下野市で開業した当院では、これらの経験を活かして、
①初診当日の診断書発行 ②レントゲン・MRI(連携)による精密診断 ③5つの治療法を組み合わせた包括的なむちうち治療 ④リハビリテーション科併設による継続的リハビリ ⑤栃木県で多くの交通事故案件を扱う法律事務所との連携 ⑥後遺障害診断書の作成(150件以上の実績) ⑦手術が必要な場合の自治医大など連携先への紹介
を提供しています。
下野市の皆さまの「ここに来れば全部任せられる」存在でありたいと思っています。
よくあるご質問(Q&A)
Q1. 交通事故後のむちうち治療では、どんな治療を受けますか?
A. 主に5つの治療法を組み合わせます。①薬物療法、②物理療法(温熱・電気・牽引)、③運動療法(リハビリ)、④注射治療(神経ブロック・トリガーポイント)、⑤手術療法(ごく稀なケースのみ)です。患者さんの症状に応じて最適な組み合わせを選びます。
Q2. 整骨院では受けられない、整形外科ならではの治療は?
A. 薬の処方(内服薬・湿布)、注射治療(神経ブロック・トリガーポイント注射)、レントゲン・MRIなどの画像検査、診断書・後遺障害診断書の作成、これらは医師しかできません。整骨院では手技療法が中心ですが、それだけでは改善しないケースもあります。
Q3. むちうちで手術が必要になることはありますか?
A. むちうちのほとんどは手術なしで治ります。手術が検討されるのは、椎間板ヘルニア・脊髄損傷・頸椎骨折など、ごく稀なケースです。当院長は頸椎・腰椎の手術を500件以上経験してきましたので、手術が必要かどうかの判断は的確に行えます。
Q4. 注射治療は痛くないですか?副作用は?
A. トリガーポイント注射や神経ブロック注射は、細い針を使うため、ほとんどの方が「思ったより痛くない」とおっしゃいます。副作用は稀ですが、注射部位の内出血や一時的なだるさが出ることがあります。重大な副作用のリスクは極めて低いので、ご安心ください。
Q5. リハビリは週何回通えばいいですか?
A. 急性期(事故後〜1ヶ月)は週3〜5回、回復期(1〜3ヶ月)は週2〜3回、症状固定期(3ヶ月以降)は週1〜2回が目安です。通院頻度が回復のカギなので、できるだけ継続することをおすすめします。
Q6. 痛みが強い時は安静にしたほうがいいですか?
A. 急性期(事故直後〜数日)はある程度の安静が必要ですが、長期間の安静は逆効果です。痛みが落ち着いてきたら、できるだけ早くリハビリを始めるほうが回復が早いことが医学的に証明されています。
Q7. むちうちの治療には保険が使えますか?
A. はい、自賠責保険・任意保険・健康保険のいずれかで治療を受けられます。交通事故の場合は、患者さんの自己負担は原則ゼロになります。当院では保険対応に慣れた事務スタッフが、煩雑な手続きをサポートします。
Q8. 駅東ラッコ整形外科クリニックの院長はどんな経歴ですか?
A. 院長の山中卓哉は、下野市出身。愛泉幼稚園、国分寺小・中学校、石橋高校を卒業後、弘前大学医学部を経て、自治医大整形外科医局で10年間研鑽を積みました。整形外科専門医として13年のキャリアがあり、頸椎・腰椎の手術500件以上、骨折外傷の手術1000件以上、後遺障害診断150件以上の実績があります。
Q9. 手術が必要な場合はどうなりますか?
A. 当院は外来クリニックのため、手術自体は当院では行いませんが、自治医大病院などの連携先に確実にご紹介します。院長は自治医大整形外科医局に10年在籍していたため、自治医大の先生方との信頼関係を活かしてスムーズな紹介が可能です。
Q10. 下野市以外からでも通院できますか?
A. はい、もちろん可能です。小山市・宇都宮市・栃木市・真岡市・壬生町・上三川町など、栃木県南部の幅広いエリアから多くの患者さんが来院されています。JR小金井駅東口より徒歩4分、駐車場40台完備です。
下野市で交通事故・むちうち治療をお探しの方、整形外科の専門的な治療を受けたい方、まずはお電話ください。13年間の整形外科診療経験を活かして、最適な治療プランをご提案します。
記述:駅東ラッコ整形外科クリニック 院長 山中 卓哉(整形外科専門医)
