2026年6月03日

こんにちは。下野市の駅東ラッコ整形外科クリニック院長の山中卓哉です。
下野市にお住まいの方なら、自治医大病院に一度はお世話になったことがある方も多いのではないでしょうか。私自身、自治医大の整形外科医局で長く勤務してきた医師で、今でも当時の先生方や同僚と連絡を取り合っています。
そんな自治医大病院、地域医療の最後の砦として本当に素晴らしい病院です。ただ、患者さんからこういう声をよく聞きます。
「事故の直後は自治医大の救急で診てもらって、その後どうすればいいか分からなくて…」 「手術や検査は終わったけど、リハビリはどこに通えばいいんでしょうか」 「自治医大は混んでいて、毎週リハビリで通うのは難しい」
今日は、自治医大病院で治療を受けた後の通院先・リハビリ先について、地元・下野市の整形外科医として、率直なところをお話しします。
大学病院と地元クリニックの「役割の違い」
まず前提として、大学病院(自治医大病院)と地元クリニック(当院のような診療所)では、担っている役割が違います。
大学病院の役割:
救急医療(事故直後の生命に関わる治療)、 手術が必要な重傷患者の対応、専門性の高い検査(MRI、CT、各種精密検査)、 入院治療、紹介状を持った重症患者の受け入れ
地元クリニックの役割:
日常的な外来診療、継続的なリハビリ、慢性的な痛みや機能回復のフォロー、通院しやすい時間帯・頻度での対応 、患者さん一人ひとりへの丁寧な説明
この役割分担は、医療の効率化のためにとても大切です。大学病院に軽症で通い続けると、本当に救急が必要な重症患者さんの治療枠を圧迫してしまうからです。だから自治医大病院も、ある程度治療が落ち着いたら地元の医療機関に引き継ぐことを推奨しています。
自治医大病院から地元クリニックへ「引き継ぐ」タイミング
では、いつ頃から地元クリニックに切り替えるのがいいのか。整形外科の場合、目安はこんな感じです。
手術後の場合:
退院後、最初の経過観察(1〜2ヶ月)は自治医大病院で経過が安定したら、地元クリニックでリハビリ継続
骨折・脱臼などの場合:
ギプス固定・整復処置は自治医大病院で
ギプスが外れて、リハビリのフェーズに入ったら地元クリニックへ
むちうち・打撲などの場合:
自治医大の救急で重傷でないことを確認してもらった後
すぐに地元クリニックに切り替えてもOK
要するに、「もう手術や入院は必要ない、あとはリハビリと経過観察」という段階になったら、地元クリニックに移って良いタイミングです。
「自治医大病院から紹介状をもらえますか?」というご質問
患者さんからよく聞かれます。
「自治医大の先生に『そろそろ近所の整形外科でも大丈夫』と言われたんですけど、紹介状ってもらえるんでしょうか?」
答えは、もちろんもらえます。
自治医大病院の主治医に「下野市の駅東ラッコ整形外科クリニックでリハビリを続けたいので、紹介状をお願いします」と伝えてください。普通に対応してくれます。紹介状があると、これまでの治療経過・検査結果・処方内容などがスムーズに引き継げるので、当院での診療もより的確になります。
紹介状はなくても診察はできますが、あったほうが患者さんにとって絶対にメリットがあります。同じ検査を二度受ける必要がなくなりますし、治療方針もスムーズに継続できます。
地元クリニックを選ぶときに見てほしいポイント
下野市内には整形外科がいくつかあります。どこを選ぶかは患者さんの自由ですが、自治医大病院からの「引き継ぎ先」として選ぶ際は、以下を見てほしいです。
①リハビリ設備が整っているか
自治医大病院は手術や急性期治療のプロですが、長期的なリハビリは地元クリニックの担当です。物理療法・運動療法・手技療法など、リハビリの選択肢が多い医療機関を選んでください。
当院はリハビリテーション科を併設しており、運動器リハビリ専門のスタッフが常駐しています。
②大学病院との連携経験があるか
自治医大病院からの引き継ぎに慣れている医療機関だと、紹介状の解釈や治療継続の判断がスムーズです。
当院長は自治医大整形外科医局の出身で、当時の同僚医師たちが今も自治医大病院で活躍しています。連携経験は十分にあります。
③通院しやすさ
リハビリは週1〜3回、数ヶ月続けることもあります。自宅・職場から無理なく通える場所であることが、治療継続のカギです。
当院は小金井駅から徒歩4分、自治医大駅からも車で5〜10分、駐車場40台完備です。下野市内のどこからでも通っていただけます。
④医師との距離感
大学病院では、主治医がコロコロ変わることもありますし、診察時間も短いことが多い(これは大学病院の構造上やむを得ません)。
地元クリニックでは、同じ医師が長く担当しますし、診察時間もしっかり取れます。「先生に質問しやすい」「気軽に相談できる」という関係性は、リハビリ期の患者さんにとって本当に大事です。
交通事故で自治医大に運ばれた方へ、特にお伝えしたいこと
下野市内の交通事故では、新4号バイパス、国道4号、国道352号など主要道路での事故が多く、重傷の場合は自治医大病院の救急に運ばれることがほとんどです。
ここで重要なお話があります。
自治医大病院での救急処置が終わったら、できるだけ早く整形外科クリニックに引き継いでください。
理由は2つあります。
1つ目: 大学病院は手術や急性期治療の専門であり、交通事故特有の「保険対応」や「後遺障害診断」には必ずしも詳しくない医師もいます。事故後の補償をきちんと受け取るには、交通事故診療に慣れた地元クリニックでフォローを受けるのが理想です。
2つ目: リハビリの継続性が大事です。自治医大病院だと予約が取りにくく、月1〜2回しか通えないことも珍しくありません。リハビリは「頻度」が回復のカギで、当院のように週2〜3回通える環境のほうが、回復が早いことが多いんです。
当院では、これまで150件以上の後遺障害診断に携わってきました。交通事故の保険対応、弁護士連携、後遺障害認定まで、医療と法律の両面でサポートできます。
当院から自治医大病院への「逆紹介」も可能です
逆のパターンもあります。
「当院で診察したけど、これは大学病院での精密検査・手術が必要だ」と判断した場合、当院から自治医大病院にすぐに紹介できます。前述のとおり、当院長は自治医大整形外科医局出身で、現在の自治医大整形外科スタッフとも繋がりがあります。
つまり、患者さんは当院を窓口にして、
という、双方向の連携を受けられます。これは下野市内の整形外科の中でも、当院ならではの強みです。
下野市にお住まいの方への、私からのメッセージ
私は下野市で生まれ育ちました。愛泉幼稚園、国分寺小、国分寺中、石橋高校。地元で過ごして、医師になり、自治医大の整形外科で多くの患者さんを診て、そして今、地元・下野市で開業しています。
下野市の皆さんが、事故やケガで困ったとき、「とりあえずラッコの山中先生のところに行けばなんとかなる」と思ってもらえる存在でありたい。本当にそう思っています。
自治医大病院は素晴らしい病院です。重症のときは絶対にそこに行くべきです。ただ、その後の経過を見守るのは、地元の医師の役割。私たちは、下野市の皆さんの「日常のかかりつけ医」として、長くお付き合いさせていただきたいと思っています。
よくあるご質問(Q&A)
下野市の患者さんからよく聞かれる質問をまとめました。
Q1. 自治医大病院から紹介状なしで、駅東ラッコ整形外科に直接行ってもいいですか?
A. はい、大丈夫です。紹介状がなくても診察は可能ですが、自治医大病院での検査結果や治療経過がわからないため、改めて検査をする可能性があります。紹介状があればこれまでの治療をスムーズに引き継げますので、自治医大病院の主治医に一言「下野市の駅東ラッコ整形外科に転院したい」と伝えて、紹介状をもらうことをおすすめします。
Q2. 自治医大病院でリハビリしていますが、駅東ラッコ整形外科でもリハビリを受けたいです。両方通えますか?
A. 原則として、リハビリは1つの医療機関で継続するほうが治療効果が高いです。同じ部位のリハビリを複数の医療機関で同時に受けることは保険診療上も認められていないため、どちらか1つを選んでください。「自治医大病院では2週に1回しか枠が取れない」「もっと頻繁にリハビリしたい」という場合は、当院に切り替えていただくと週2〜3回のリハビリが可能です。
Q3. 交通事故で自治医大に運ばれました。今後の通院について、どのタイミングで地元クリニックに切り替えるべきですか?
A. 入院・手術が必要な急性期治療が終わり、外来通院だけで済むようになった時点が切り替えの目安です。具体的には、自治医大の主治医から「次は1ヶ月後の経過観察でいいですよ」と言われた頃が、地元クリニックに切り替える絶好のタイミングです。早めに地元でリハビリを始めたほうが回復が早いことが多いです。
Q4. 自治医大病院の整形外科と、駅東ラッコ整形外科クリニックは連携していますか?
A. はい、密接に連携しています。当院長の山中は自治医大整形外科医局の出身で、現在の自治医大整形外科スタッフと長年の信頼関係があります。当院から自治医大への紹介、自治医大から当院への引き継ぎ、いずれもスムーズに行えます。
Q5. 駅東ラッコ整形外科クリニックは下野市のどこにありますか?
A. 下野市駅東6丁目1-22です。JR小金井駅の東口から徒歩4分、自治医大駅から車で約8分、石橋駅から車で約10分の場所にあります。駐車場40台完備しているため、お車での通院も安心です。
Q6. 自治医大病院から駅東ラッコ整形外科に転院する場合、保険会社への連絡は必要ですか?
A. 交通事故の場合は、転院する旨を保険会社に事前に伝えておくとスムーズです。「自治医大病院での急性期治療が終わったので、下野市の駅東ラッコ整形外科クリニックでリハビリを継続します」と一言伝えれば大丈夫です。健康保険・自賠責保険どちらの場合も、転院の許可は不要です。
Q7. 自治医大駅周辺に住んでいます。駅東ラッコ整形外科まで車でどのくらいかかりますか?
A. 自治医大駅から駅東ラッコ整形外科クリニックまでは、車で約8分です。国道4号またはバイパスを使えばさらに早く到着できます。駐車場40台完備で、お車での通院に便利です。
Q8. 後遺症が残った場合、後遺障害診断書も書いてもらえますか?
A. はい、対応します。当院長の山中は、これまで150件以上の後遺障害診断に携わってきました。後遺障害診断書の記載内容によって認定結果が大きく変わるため、書き慣れた医師に依頼することが重要です。自治医大病院での検査結果も活用しながら、患者さんの症状を正確に反映した診断書を作成します。
Q9. 自治医大病院で入院していたとき、痛み止めの薬を処方されていました。同じ薬を駅東ラッコ整形外科でも出してもらえますか?
A. 紹介状や処方履歴があれば、同じ薬を処方できる場合がほとんどです。お薬手帳・処方箋の控えなどをお持ちいただくと、よりスムーズです。当院長は整形外科専門医ですので、痛みのコントロールに必要な薬は適切に処方します。
Q10. 駅東ラッコ整形外科の院長は、どんな先生ですか?
A. 院長の山中卓哉は、下野市で生まれ育った地元の医師です。愛泉幼稚園、国分寺小、国分寺中、石橋高校を経て、弘前大学医学部を卒業、自治医大整形外科医局で研鑽を積みました。2024年10月より駅東ラッコ整形外科クリニックの院長を務めています。「地元のかかりつけ医」として、患者さん一人ひとりにじっくり時間をかけることを大切にしています。
下野市で「自治医大病院での治療の後、どこに通えばいいか分からない」とお困りの方、まずはお電話ください。これまでの経過をお聞きして、最適な治療計画をご提案します。
記述:駅東ラッコ整形外科クリニック 院長 山中 卓哉
栃木県下野市駅東6丁目1-22
JR小金井駅 東口より徒歩4分
自治医大駅より車で約8分
駐車場40台完備
☎ 0285-44-6820
