2026年8月18日

壬生町の国道352号や県道宇都宮栃木線、北関東自動車道を利用中に事故に遭い、最初の病院で「レントゲンは異常なし」と言われた。でも首や腰の痛み、しびれが残っている。そんなとき、「MRIも撮ったほうがいいですか?」と不安になりますよね。結論から言うと、MRIは有用な検査ですが、全員に必要なわけではありません。

レントゲンとMRIの違い・検査を考える目安

レントゲンは主に骨折、脱臼、骨の並びなどの確認に使います。一方MRIは、椎間板、靱帯、神経、筋肉などの評価に役立つことがあります。どちらが上という話ではなく、疑うけがによって使い分けます。
手足のしびれや力の入りにくさが続く、痛みが強い、診察所見とレントゲンだけでは原因を判断しにくいときなどに、MRIやCTを検討することがあります。検査の必要性と時期は、診察結果を踏まえて医師が判断します。
画像に大きな異常がなくても痛みがあることはありますし、画像上の変化が必ず現在の痛みの原因とは限りません。事故の状況、症状の経過、診察所見、画像を合わせて判断することが大切です。
壬生町からご相談の方へ
当院は小金井駅東口から徒歩4分、駐車場40台です。必要に応じて近隣医療機関と連携してCT・MRIなどの精密検査を検討します。手元に画像CDや検査結果がある場合は、受診時にお持ちください。
事故直後の対応と救急受診の目安
、事故直後の痛みが軽いからといって、体への影響まで小さいとは限りません。事故の直後は緊張していて症状を感じにくく、帰宅して落ち着いた頃や翌朝になって、首・肩・背中・腰などの痛みや動かしにくさに気づくことがあります。
車の損傷が小さい、低速での接触だった、歩いて帰れたという情報だけでは、けがの有無を決められません。大切なのは、どのような方向から衝撃を受け、体のどこに変化があり、その症状が時間とともにどう変わっているかです。違和感も含めて記録し、自己判断で長く様子を見すぎないようにしましょう。
意識がぼんやりする、会話がかみ合わない、何度も吐く、急に強い頭痛が出た、手足に力が入りにくい、息苦しい、胸や腹部の痛みが強い、大量に出血しているといった場合は、通常の整形外科外来を待たず、119番への通報や救急医療機関への相談を検討してください。
高齢の方、妊娠中の方、血液を固まりにくくする薬を服用している方、お子さんが事故に遭った場合も、本人が症状をうまく説明できないことがあります。普段と違う様子があれば、その変化を軽く考えず医療機関へ伝えてください。
診察と画像検査で確認すること

診察では、痛む場所を確認するだけではありません。追突されたのか、正面・側面から衝撃を受けたのか、シートベルトやエアバッグが作動したか、頭を打った可能性があるか、車内のどこかに体をぶつけたかなどを伺います。こうした情報は、体のどこに力が加わったかを考える手がかりになります。
そのうえで、腫れ、押したときの痛み、関節の動く範囲、筋力、感覚、しびれの範囲などを確認します。必要な検査は症状と診察結果によって異なり、全員が同じ検査を受けるわけではありません。、遠慮せず診察時にお話しください。
レントゲンは骨折や脱臼、骨の並びなどを確認するために重要な検査ですが、筋肉、靱帯、腱、椎間板、神経などの状態をすべて詳しく映す検査ではありません。そのため、レントゲンで大きな異常が見つからなくても、痛みやしびれが残る場合があります。
画像だけで判断せず、事故の状況、診察所見、症状の経過を組み合わせて考えます。症状が改善しない、強くなっている、新しいしびれや動かしにくさが出た場合には、再診して変化を伝えることが大切です。必要に応じて追加検査や他の医療機関との連携を検討します。
受診・通院前に整理しておきたいこと
事故の日時と場所、相手や自分の車が進んでいた方向、衝突した位置、警察への届け出、救急搬送や他院受診の有無を分かる範囲で整理してください。事故直後から現在まで、どの症状がいつ始まり、どう変化したかも大切です。
「ずっと痛い」だけでなく、朝起きたとき、振り向いたとき、歩いたとき、階段、運転、デスクワーク、荷物を持つ動作など、つらくなる場面を具体的に伝えると状態を共有しやすくなります。お薬手帳、紹介状、検査結果や画像CDがあれば持参してください。
日々の症状を短くメモしておくと、診察時に変化を伝えやすくなります。痛みを0から10で表した数字だけでなく、眠れたか、仕事や家事のどの動作が難しいか、薬を飲んだ後にどう変わったかなども役立ちます。
痛みを我慢して普段どおりの作業を続けると負担が増えることがあります。一方で、必要以上に長く安静にすればよいとも限りません。けがの内容や回復段階によって適切な活動量は異なるため、仕事、家事、運転、運動へ戻る時期を診察時に相談してください。
保険手続きと避けたい自己判断

医療機関の受診とは別に、警察への届け出や保険会社への連絡が必要になることがあります。自賠責保険や任意保険の取り扱い、窓口での支払い方法、必要書類は事故状況や契約内容、保険会社の判断によって異なります。「交通事故なら必ず自己負担がない」とは限りません。
保険会社へは、受診する医療機関名と連絡先を伝え、通院先を変更する場合にも事前に確認してください。ただし、強い症状や緊急性があるときは、手続きの確認を待って受診を遅らせず、医療を優先してください。
事故直後に痛む場所を強く揉む、無理に伸ばす、飲酒後に症状を判断する、処方薬を指示以上に服用する、といった対応は避けてください。市販の湿布やサポーターを使う場合も、皮膚のかぶれや締め付けによるしびれに注意が必要です。
インターネット上にはさまざまな体験談がありますが、同じ事故や同じ症状に見えても、年齢、既往歴、衝撃の方向、傷ついた組織は異なります。他の人の回復日数だけを目安にせず、自分の症状の変化を医師へ伝えてください。
症状が遅れて現れることがある理由
事故直後は、驚きや緊張によって体の変化に気づきにくいことがあります。また、炎症や腫れが時間とともに目立ち、数時間後から翌日に痛みが強くなる場合もあります。事故当日は首だけが気になっていたのに、翌朝には背中や腰にも張りを感じる、といった経過も珍しくありません。
ただし、「あとから出ることがある」という説明は、どんな症状でも自宅で待ってよいという意味ではありません。頭痛、吐き気、しびれ、力の入りにくさ、胸腹部の症状などは、程度と経過によって早い評価が必要です。新しい症状に気づいた時刻と状況を記録し、医療機関へ伝えましょう。
治療・リハビリと日常生活の注意点

交通事故後の治療は、診断名だけで一律に決まるものではありません。痛みの強い時期には患部の保護や薬物療法などを検討し、状態を確認しながら関節の動きや筋力を戻す運動へ進むことがあります。装具やサポーターを使うかどうかも、けがの部位と安定性によって判断します。
早く治したい気持ちから、痛みを我慢して強い運動やストレッチを始めると、かえって症状が増すことがあります。反対に、必要以上に動かさない期間が続けば、関節が硬くなったり筋力が落ちたりする場合があります。医師や担当スタッフと目標を共有し、その時期に合った内容を続けることが大切です。
夜間の痛みは、睡眠不足につながり、日中の集中力や運転にも影響します。どの姿勢で痛むのか、寝返りで目が覚めるのか、薬を服用するとどの程度眠れるのかを教えてください。枕や寝具だけの問題と決めつけず、症状の一つとして診察時に共有しましょう。
市販の鎮痛薬を追加するときは、すでに処方されている薬との重複に注意が必要です。胃腸、腎臓、喘息、アレルギー、妊娠などによって使いにくい薬もあります。自己判断で量を増やさず、医師または薬剤師へ相談してください。
首が回らない、手首を動かすと痛む、足に力が入りにくい、めまいがある、薬で眠気が出るといった状態では、安全確認やハンドル・ペダル操作に支障が出る可能性があります。「近い距離だから」と無理に運転しないでください。
受診や通勤には、ご家族の送迎、電車、タクシーなど別の移動手段も検討しましょう。運転を再開するときは、乗車前に首を左右へ向けられるか、手足を問題なく動かせるかを確認します。薬の注意書きも読み、判断に迷う場合は診察時に相談してください。
本人は事故対応で気が張っており、普段との違いに気づかないことがあります。ご家族から見て、反応が鈍い、同じ話を繰り返す、食欲がない、歩き方がおかしい、片側の手を使わない、顔色が悪いといった変化があれば記録してください。
とくに高齢者や子どもでは、症状を正確に説明できない場合があります。事故後の食事、睡眠、会話、活動量を普段と比べ、変化が続く場合は医療機関へ相談しましょう。意識や呼吸に関わる異常があれば、通常の診療時間を待たず救急要請を検討してください。
再診を考えたいタイミング

治療を始めても、回復の速さには個人差があります。ただし、痛みや腫れが明らかに増えている、新しい場所が痛み始めた、しびれが広がった、力が入りにくい、歩行や日常動作が悪化した場合は、次の予約日まで待たず医療機関へ連絡してください。
処方薬で発疹、息苦しさ、強い眠気、胃の痛みなどが出た場合も相談が必要です。症状が変わらない場合には、診察所見を改めて確認し、検査や治療方針を見直すことがあります。受診間隔を自己判断で大きく空けず、経過を共有してください。
駅東ラッコ整形外科クリニックへご相談ください

当院は栃木県下野市駅東6丁目1-22、JR小金井駅東口から徒歩4分です。お車で来院される方のために駐車場を40台分用意しています。交通事故後にご自身で運転することが不安な場合や、首・手首などの痛みで安全な操作が難しい場合は、ご家族の送迎や公共交通機関もご検討ください。
お問い合わせは0285-44-6820です。お電話では、事故日、主な症状、すでに受診した医療機関の有無、保険会社への連絡状況をお伝えいただくと確認がスムーズです。緊急性の高い症状がある場合は、当院への移動より救急要請を優先してください。
よくあるご質問(Q&A)
Q.レントゲンが正常なら、MRIを必ず撮るべきですか?
A.必ずではありません。症状、神経学的所見、経過などを確認し、検査で得られる情報が診療に役立つと判断した場合に検討します。
Q.MRIは事故当日に撮らないと意味がありませんか?
A.検査の適切な時期は疑われるけがによって異なります。現在の症状を診察したうえで相談してください。
Q.事故から数日たっていても相談できますか?
A.相談できます。事故日、症状が始まった時期、その後の変化、これまでの受診歴をお伝えください。症状が強い場合や悪化している場合は早めに医療機関へご相談ください。
Q.仕事を休めない場合はどうすればよいですか?
A.仕事内容と困っている動作を診察時に具体的に伝えてください。けがの状態を確認したうえで、生活上の注意や通院について相談します。無理に通常業務を続けることは避けましょう。
この記事は一般的な医療情報を提供するもので、個別の診断や治療に代わるものではありません。症状が強い場合や緊急性が疑われる場合は、救急要請を含め適切な医療機関へご相談ください。保険・補償の取り扱いは事故状況や契約内容によって異なります。
記述:駅東ラッコ整形外科クリニック 院長 山中 卓哉
栃木県下野市駅東6丁目1-22
JR小金井駅 東口より徒歩4分・駐車場40台完備
電話:0285-44-6820
