2026年6月07日

下野市で高齢の親が交通事故に遭ったら|家族が知っておくべきこと
こんにちは。下野市の駅東ラッコ整形外科クリニック院長の山中卓哉です。
「父が事故に遭って、自治医大に運ばれました。これからどうすればいいでしょうか…」 「母が買い物の帰り道で車にぶつけられて。本人は『大丈夫』と言うんですが、心配で…」
下野市にお住まいの40代〜60代の方から、こういうご相談をよく受けます。ご自身ではなく、ご高齢のお父様・お母様が事故に遭われたパターンです。
ご家族としては、本当に不安だと思います。本人は「大丈夫」と言うけど、本当に大丈夫なのか。どこの病院に通えばいいのか。仕事を休んで付き添うべきなのか。保険のことはどうしたらいいのか。
今日は、下野市で高齢のご家族が交通事故に遭われた方に向けて、整形外科医として、また4児の父として、ご家族が知っておくべきことを順番にお話しします。
私自身、下野市で生まれ育って、今も両親や親戚の多くが地元にいます。「親の事故」は他人事ではありません。同じ立場の家族としての視点も込めて、書かせていただきます。
まず知っておいてほしい:高齢者の事故は「軽傷でも油断できない」
最初にお伝えしたい、最も大事なことです。
高齢者の交通事故は、若い人と比べて症状が重くなりやすく、回復も遅いということです。
理由はいくつかあります。
①骨が脆くなっている 高齢者は骨粗鬆症の傾向があり、軽い衝撃でも骨折することがあります。特に、肋骨・腰椎・大腿骨頸部・手首の骨折は、軽い接触でも起こりえます。レントゲンを撮らないと見つからない圧迫骨折も多いです。
②回復力が落ちている 若い方なら2週間で治る打撲も、高齢者では1〜2ヶ月かかることがあります。リハビリも長期化しがちです。
③合併症のリスクが高い 事故後の安静で筋力が落ち、寝たきりや認知症の進行につながるケースもあります。「ちょっとした事故」が、高齢者の生活全体を一変させてしまうことがあるんです。
④症状を自覚しにくい・伝えられない 高齢者は痛みを我慢する傾向があったり、認知機能の問題で症状を正確に説明できなかったりします。「大丈夫」と言われても、実は重い症状を抱えていることが少なくありません。
だから、ご家族の役割が決定的に重要なんです。
家族がやるべきこと①:必ず受診させる
本人が「大丈夫」と言っても、必ず整形外科を受診させてください。
これは強くお伝えしたいです。下野市の患者さんでも、「最初は『なんともない』と言っていたのに、3日後に急に動けなくなった」というケースを何度も診ています。
特に以下のような事故では、必ず病院へ:
・自動車との接触(歩行中・自転車中・運転中問わず)
・自転車での転倒
・バイクとの接触
・衝撃が強かった事故(高速での追突など)
「自分で歩けるから大丈夫」「痛みもないから」と本人が言っても、それは事故直後でアドレナリンが出ているだけのことが多いです。高齢者は特に、症状が遅れて出る傾向が強いです。
家族がやるべきこと②:受診時に同行する
可能な限り、ご家族が病院に同行してください。
理由は3つあります。
①正確な症状把握 高齢の親が医師に症状を伝える時、遠慮して軽めに言ったり、別の症状と混同したりすることがあります。普段の親の様子を知っているご家族が同席することで、正確な症状を医師に伝えられます。
②治療方針の理解 医師の説明を本人だけが聞いても、内容を正確に理解・記憶できないことがあります。ご家族が一緒に聞くことで、家での療養や通院計画を立てやすくなります。
③重要な意思決定 手術が必要な場合、入院が必要な場合など、本人だけで判断するのが難しい場面が出てきます。ご家族がいることで、適切な意思決定ができます。
下野市にお住まいなら、当院は小金井駅から徒歩4分、駐車場も40台あります。お父様・お母様を連れてのご来院もしやすい立地です。お仕事帰りや週末でも対応できる時間帯がありますので、ご相談ください。
家族がやるべきこと③:保険対応を引き受ける
事故後の保険会社とのやり取り、これは高齢の親には荷が重いです。
保険会社からは様々な書類が送られてきますし、電話でのやり取りも頻繁に発生します。専門用語も多く、高齢者には理解しにくい内容ばかりです。
ご家族が窓口になって、保険会社とのやり取りを引き受けてあげてください。本人は治療に専念できる環境を作ることが大事です。
具体的には:
・保険会社に「窓口は息子(娘)です」と伝える
・連絡先をご家族の電話番号にしてもらう
・書類は一度ご家族が目を通す
・示談・サインの判断はご家族が関与する
特に示談書へのサインは要注意です。保険会社が示談金を提示してきても、すぐにサインさせないでください。高齢者は「面倒だから」とサインしてしまいがちですが、後で症状が悪化したり後遺症が残ったりした時に、追加の補償を受けられなくなります。
家族がやるべきこと④:認知症がある場合の対応
これは特にデリケートな話です。
下野市の患者さんでも、認知症のあるご高齢の方が事故に遭われるケースが少なくありません。この場合、ご家族の関与が決定的に重要になります。
認知症がある場合の注意点:
・本人の症状の自覚・記憶が曖昧になりがち
・・治療への協力(リハビリの継続など)が難しいことがある
・保険会社対応は家族が完全に引き受ける必要がある
・通院の付き添いは原則として家族が必須
・「事故のショック」で認知症が進行することがある
医療機関を選ぶ際は、認知症の方への対応に慣れている整形外科を選んでください。当院でも、認知症のあるご高齢の方を多く診ており、ご家族と密に連携しながら治療を進めています。
家族がやるべきこと⑤:後遺障害の可能性を意識する
高齢者の事故では、後遺障害が残るリスクが若い人より高くなります。
「治った」と思っても、
・慢性的な腰痛・首の痛み・歩行能力の低下・認知機能の悪化・関節の可動域制限
といった形で症状が残ることがあります。
これらは後遺障害として認定される可能性があり、認定されると慰謝料・逸失利益が支払われます。高齢者の場合、本人だけでは申請手続きをするのが難しいので、ご家族が主体的に動く必要があります。
私はこれまで150件以上の後遺障害診断に携わってきました。高齢者の後遺障害認定は、診断書の書き方ひとつで結果が大きく変わります。経験のある医師に依頼することが本当に大切です。
自治医大病院に運ばれた場合の流れ
下野市内の交通事故では、重症の場合に自治医大病院の救急に運ばれることが多いです。
自治医大病院での急性期治療が終わった後、ご家族からよく聞かれるのが「これからどうすればいいのか」という質問です。
私自身、自治医大整形外科医局の出身で、現在のスタッフとも繋がりがあります。流れをお伝えします。
自治医大での治療が落ち着いた後:
・主治医から「外来通院でいい」「もう手術は必要ない」と言われたら、地元クリニックへの引き継ぎタイミング ・自治医大病院は重症患者の対応で常に混んでおり、長期的なリハビリには向きません ・地元クリニックなら、週2〜3回の頻度でリハビリを継続できます
ご高齢の親御さんが自治医大病院を頻繁に通うのは、待ち時間も長く負担が大きいです。当院のような地元クリニックに切り替えることで、ご本人もご家族も負担が軽くなります。
紹介状は自治医大病院の主治医に「下野市の駅東ラッコ整形外科クリニックに転院したい」と伝えれば書いてもらえます。
家族として、自分自身のケアも忘れずに
最後に、これも大事なことなのでお伝えします。
ご高齢の親御さんが事故に遭うと、ご家族(特に主介護者になる方)は、心身ともに大きな負担を抱えることになります。
・仕事を休んでの通院付き添い・保険会社対応の精神的ストレス・親の不安に寄り添い続ける疲れ・兄弟姉妹間での役割分担の難しさ
「親のことだから自分が頑張らないと」と無理をしすぎる方が、本当に多いです。
ご家族自身もケアしてください。一人で抱え込まず、兄弟姉妹で分担する、地域の福祉サービスを使う、必要なら弁護士に代行してもらう。色々な選択肢があります。
当院も、ご家族の負担を減らせる体制を整えています。保険会社対応の窓口になれる弁護士のご紹介、ケアマネジャーとの連携、リハビリの送迎相談(対応可能な範囲で)など、できることはサポートします。
当院でできること
初診当日に診断書発行(警察・保険会社提出用)
リハビリテーション科併設(高齢者リハビリの経験豊富)
認知症のあるご高齢の方への対応
栃木県最大手の交通事故専門法律事務所との連携
後遺障害診断書の作成(これまで150件以上の実績)
自治医大病院との連携(院長が同医局出身)
駐車場40台(送迎のしやすさ)
下野市内のどこからでも、お車で15分以内です。
よくあるご質問(Q&A)
ご家族からよく寄せられる質問にお答えします。
Q1. 高齢の親が事故に遭いました。本人は「大丈夫」と言いますが、病院に連れて行くべきですか?
A. 必ず連れて行ってください。高齢者は症状を自覚しにくく、また我慢する傾向があります。事故直後はアドレナリンで痛みを感じにくいだけのことが多く、数日後に骨折や内臓損傷が発覚するケースもあります。「大丈夫」と言われても、最低一度は整形外科を受診させてください。
Q2. 高齢者の事故で特に気をつけるべき症状は何ですか?
A. 圧迫骨折(背中・腰の痛み)、大腿骨頸部骨折(立ち上がれない)、肋骨骨折(深呼吸で痛む)、頭部外傷後の認知機能低下、慢性的な頭痛・めまいなどです。特に高齢者は骨折のリスクが若い人より高く、レントゲン検査で初めて発見されることも多いため、整形外科での精密な確認が必要です。
Q3. 認知症の親が事故に遭った場合、どう対応すればいいですか?
A. ご家族が完全に窓口となって対応してください。保険会社への連絡、通院の付き添い、書類のサイン、すべてご家族が関与する必要があります。事故のショックで認知症が進行するケースもあるため、信頼できるかかりつけ医を持ち、密に相談しながら進めることが大切です。
Q4. 親の付き添いで会社を休めません。代わりに通院させることはできますか?
A. 本人だけで通院することも可能ですが、できる限り初診と重要な節目(治療方針の決定時・後遺障害申請時など)はご家族が同席することをおすすめします。当院は土曜日も診療していますので、お仕事の都合に合わせて通院計画を立てられます。詳細はお電話でご相談ください。
Q5. 高齢の親の保険会社対応を、家族が代行できますか?
A. はい、可能です。保険会社に「窓口は家族の◯◯です」と伝えれば、ご家族宛に連絡してくれます。本人の同意を得た上で(認知症などで同意が難しい場合は委任状を作成して)、ご家族が窓口になるのが一般的です。
Q6. 高齢者でも後遺障害認定は受けられますか?
A. はい、年齢に関係なく後遺障害認定の申請ができます。むしろ高齢者は回復力が低く、後遺症が残るケースが若い人より多いため、認定の検討は重要です。当院長は150件以上の後遺障害診断に携わってきましたので、高齢者の症状を正確に診断書に反映できます。
Q7. 自治医大病院に入院していますが、退院後どこに通えばいいですか?
A. 自治医大病院で急性期治療が終わったら、地元の整形外科クリニックでリハビリを継続するのが一般的です。自治医大病院は重症患者対応で混雑しており、長期通院には向きません。当院のような地元クリニックなら週2〜3回のリハビリが可能で、ご高齢の方の通院負担も軽くなります。自治医大の主治医に紹介状を依頼してください。
Q8. 駅東ラッコ整形外科は、高齢者の方の対応に慣れていますか?
A. はい、当院は高齢者の患者さんを多く診療しています。リハビリテーション科を併設しており、運動器リハビリ専門のスタッフが高齢者の回復をサポートします。認知症のある方への対応経験も豊富です。駐車場も40台あり、お車での送迎にも対応しやすい立地です。
Q9. 親が事故で寝たきりになってしまったら、どうすればいいですか?
A. まずは医師に「寝たきり予防のリハビリを始めたい」と相談してください。事故後の安静による筋力低下は、適切なリハビリで予防・改善できます。当院ではご本人の状態に合わせたリハビリ計画を立て、ご家族とも連携しながら進めます。介護保険サービスとの連携も必要に応じてご案内します。
Q10. 親の事故で、子どもである私自身も精神的に疲れています。どうすればいいですか?
A. これは本当に大事な視点です。ご家族の介護負担で心身を壊す方は少なくありません。一人で抱え込まず、兄弟姉妹で分担する、地域包括支援センターに相談する、必要なら弁護士に保険会社対応を代行してもらう、などの選択肢があります。当院でも、ご家族の負担軽減のための窓口になることができます。診療時にお気軽にご相談ください。
下野市で、ご高齢のお父様・お母様が事故に遭われて困っているご家族の方、まずはお電話ください。私自身も家族を持つ立場として、ご家族の不安に寄り添いながら、最善の医療と必要なサポートをご提供します。
記述:駅東ラッコ整形外科クリニック 院長 山中 卓哉
