2026年6月06日

こんにちは。下野市の駅東ラッコ整形外科クリニック院長の山中卓哉です。
下野市にお住まいの方なら、新4号バイパスを使わない日はほとんどないのではないでしょうか。私自身、下野市で生まれ育って、今もこの道を毎日のように走っています。
新4号バイパスは便利な反面、事故の多い道路でもあります。特に下野市内の区間は、自治医大駅周辺・石橋付近・小金井周辺など、合流や分岐の多いエリアでヒヤッとした経験のある方も多いはずです。実際、当院にも新4号バイパスでの事故で来院される方が、月に何人もいらっしゃいます。
今日は、新4号バイパスで事故に遭ってしまった方、あるいは「もし遭ったらどうしよう」と不安に思っている方に向けて、整形外科医の立場から、事故直後にやるべきこと・受診のタイミング・初期対応の注意点をお話しします。
新4号バイパスの事故が「重くなりやすい」理由
まず、知っておいてほしいことがあります。
新4号バイパスでの事故は、一般道よりも体へのダメージが大きくなる傾向があります。理由は単純で、走行速度が高いからです。
一般道で時速40km、新4号バイパスで時速60〜80km。この速度差は、衝突時の衝撃エネルギーで言うと2〜4倍にもなります。同じ追突でも、新4号での事故と住宅街での事故では、首や腰にかかる負荷がまったく違います。
特に問題なのが、こんなパターンの事故です。
新4号バイパスは「高速道路ではない一般道」という建前ですが、実態はほぼ高速道路です。だから事故も、高速道路並みの衝撃を伴うことが少なくないんです。
「軽くぶつかっただけ」と思っていても、後でとんでもない症状が出てくることがあります。これは絶対に侮らないでください。
事故直後にやるべき5つのこと
新4号バイパスで事故に遭ってしまったら、以下の順番で動いてください。落ち着いて、一つずつ確実に。
①安全な場所に車を移動する
新4号バイパスは交通量が多く、二次事故のリスクが非常に高いです。可能なら、事故車両を路肩や合流帯の余裕のある場所まで動かしてください。
ハザードランプを点灯し、可能なら発炎筒や三角表示板を後方に設置します。後続車にとって、事故車に気づくのが遅れると追突されます。
②怪我人の確認
自分も同乗者も、まずは怪我の有無を確認します。動けないほどの痛み、出血、意識朦朧などがあれば、迷わず救急車(119)を呼んでください。
「大したことなさそう」でも、首・頭・腰・胸を打っていれば油断は禁物です。アドレナリンが出ている事故直後は、本当の症状が分からないことが多いです。
③警察への通報(110番)
警察への連絡は法律上の義務です。「軽い接触だったから」「相手と話がついたから」と通報を省略する方がいますが、これは絶対にやってはいけません。
警察への通報を怠ると:
必ずその場で110番してください。
④相手の情報を確認する
相手が「保険使わないから示談で…」と言っても、絶対にその場で示談しないでください。後でケガが出てきた時に対応できなくなります。
⑤医療機関への受診(これが今日の本題)
ここから先が、整形外科医として最も大事なところです。
事故当日、または翌日中に必ず整形外科を受診してください。
理由は、すぐ後で詳しく書きます。
なぜ「事故当日〜翌日」の受診が決定的に大事なのか
新4号バイパスでの事故は、特にこの受診タイミングを守ることが重要です。
理由①:後から出る症状を見逃さないため
新4号バイパスでの追突事故は衝撃が大きいので、事故直後は気づかなくても、数時間後や翌朝に強い症状が出ることが珍しくありません。
代表的な症状:
これらが出てきてから受診すると、保険会社から「本当に事故のケガ?」と疑われやすくなります。
理由②:見えない損傷を確認するため
新4号バイパスの事故では、衝撃が大きい分、自分では気づかない損傷があることがあります。
特に注意したいのが:
「外見はなんともない」「自分で歩ける」状態でも、医療機関での検査が必要です。
理由③:診断書を早く作るため
警察への人身事故切り替え、保険会社への治療費請求、これらすべてに診断書が必要です。当院では初診当日に診断書を発行できます。
事故から日が経つほど、診断書発行や人身事故切り替えが難しくなります。事故当日〜翌日に受診すれば、すべてがスムーズに進みます。
「自分で運転できる」=「無傷」ではない
新4号バイパスでの事故に遭われた方から、こんな相談をよく受けます。
「事故の後、自分で運転して家に帰れたから大丈夫だと思って…」 「会社にも行けてるし、たぶん何でもないですよね?」
これ、本当に危険な判断です。
事故直後はアドレナリンが大量に出ていて、痛みを感じにくくなっています。さらに、人間の体は「動かないといけない状況では動ける」ようにできているので、緊急時には症状を一時的に押さえ込んでしまうんです。
ところが、家に帰って一晩寝て、緊張が解けた翌朝、突然「首が回らない」「ベッドから起きられない」となる。これが新4号バイパス事故の典型パターンです。
自分で運転できたから無事、というのは大きな誤解です。事故に遭ったら、必ず受診してください。
救急車を呼ぶべき?自分で病院に行くべき?
判断の目安をお伝えします。
救急車(119)を呼ぶべき場合
これらの症状があれば、迷わず119番。自治医大病院など、救命救急のある大病院に搬送されます。
自分で整形外科に行ける場合
この場合は、自分で(または家族の運転で)整形外科クリニックに行ってください。当院も含め、地元のクリニックなら待ち時間も短く、その日のうちに診断書まで対応できます。
「救急車を呼ぶほどでもないけど、心配」というケースが、新4号バイパス事故では一番多いです。こういう時は迷わず当院にお電話ください。状況を聞いて、適切な対応をご案内します。
下野市内・新4号バイパス沿いから当院までのアクセス
新4号バイパスで事故に遭われた場合、当院は近いです。
下野市内のどこからでも、20分以内には到着できます。駐車場40台完備で、お車での来院も安心です。
事故に遭われて動揺している状態で、遠い病院まで行くのは負担です。地元・下野市内で完結できる医療機関を持っておくことは、いざという時に本当に大事です。
当院でできること
当院は、新4号バイパスでの事故に遭われた患者さんに、以下の対応ができます。
事故直後の混乱した状況でも、医療と法律の両面でサポートできる体制を整えています。
よくあるご質問(Q&A)
Q1. 新4号バイパスで事故に遭いました。痛みはあまりないのですが、病院に行くべきですか?
A. はい、必ず受診してください。新4号バイパスは走行速度が高く、衝撃が大きいため、事故直後は痛みを感じなくても数時間後〜翌日に強い症状が出ることがあります。事故当日〜翌日中の受診をおすすめします。
Q2. 救急車を呼ぶほどではない場合、どこの病院に行けばいいですか?
A. 自分で動ける場合は、地元の整形外科クリニックを受診してください。大病院(自治医大病院など)は重症患者の対応で混雑していることが多く、診断書発行までに時間がかかることがあります。整形外科クリニックなら待ち時間も短く、その日のうちに診断書まで対応できます。当院は新4号バイパス沿いの各ICから5〜15分の場所にあります。
Q3. 新4号バイパスは「高速道路」ですか?事故の扱いはどうなりますか?
A. 新4号バイパスは法律上は「一般道」です。ただし、自動車専用道路区間(80km/h規制区間)もあり、実質的に高速道路に近い性質を持っています。事故の扱いは一般道と同じで、警察への通報・保険会社対応・整形外科受診の流れも変わりません。
Q4. 事故から3日経ってしまいました。今からでも受診できますか?
A. 受診自体は可能ですが、事故から時間が経つほど、保険会社から事故との因果関係を疑われやすくなります。それでも症状があるなら、できるだけ早く受診してください。受診が遅れた場合、当院では受診時にこれまでの経過を詳しくお聞きし、保険会社対応もサポートします。
Q5. 新4号バイパスでの事故で、どんな症状に注意すべきですか?
A. 特に注意すべき症状は、首の痛み・回らない感じ、強い頭痛、めまい・吐き気、腕や手のしびれ、腰痛です。これらは事故直後ではなく、数時間後〜数日後に出てくることが多いです。一つでも該当する症状があれば、すぐに整形外科を受診してください。
Q6. 事故現場から動けない時、どうすればいいですか?
A. 動かないでください。無理に動くと症状が悪化することがあります。119番で救急車を呼び、警察(110番)にも通報してください。救急隊員が来るまで、その場で安全に待機します。同乗者や周囲の方に協力を求めて、後続車への警告(三角表示板の設置など)を依頼してください。
Q7. 相手が「保険を使わずに示談したい」と言っています。応じてもいいですか?
A. 絶対に応じないでください。事故直後はケガの状態が分かりません。その場で示談すると、後でケガが見つかっても治療費や慰謝料を請求できなくなります。必ず警察に通報し、相手の保険会社情報を確認した上で、整形外科を受診してください。
Q8. 駅東ラッコ整形外科は新4号バイパスのどのあたりにありますか?
A. 駅東ラッコ整形外科クリニックは、下野市駅東6丁目1-22にあります。新4号バイパスからは、小山・自治医大・石橋・薬師寺・結城のいずれからも10〜15分でアクセスできます。JR小金井駅東口からは徒歩4分、駐車場40台完備です。
Q9. 事故の状況を写真で撮っておくべきですか?
A. はい、可能であれば撮影してください。事故車両の位置、損傷箇所、道路状況、信号や標識、相手車両のナンバーなど、多角的に撮影しておくと、後の保険会社対応や弁護士相談で役立ちます。ただし、自分の安全を最優先にしてください。
Q10. 後遺症が残ったらどうすればいいですか?
A. 治療を続けても症状が完全には改善しない場合、後遺障害認定の申請ができます。当院長は150件以上の後遺障害診断に携わってきた経験があり、診断書の作成にも対応しています。後遺障害が認定されると、等級に応じた慰謝料・逸失利益を受け取れます。新4号バイパスでの高速衝突事故は後遺症が残りやすいため、専門知識のある医師に相談することが重要です。
新4号バイパスで事故に遭われた方、その家族の方、まずはお電話ください。事故直後の不安な状況でも、医療と法律の両面で、できる限りのサポートをいたします。
記述:駅東ラッコ整形外科クリニック 院長 山中 卓哉
