まずしっかり炎症を抑える薬を内服し、また患部に消炎鎮痛効果のある湿布(かぶれる場合は塗り薬)を処方します。痛みが強い場合は腰痛ベルトやコルセットを処方し、無理をしないように生活指導も行います。一方で1日以上安静は逆効果との報告もございますので、痛みに応じて無理のない範囲で生活してもらうことを推奨してます。強い痛みが落ち着いてきた場合、痛みが慢性化しないように物理療法(牽引や電気、超音波)も併用し治療していきます。
腰のお悩み
腰のお悩み

発症から1カ月以内の腰痛は急性腰痛症と呼び、比較的自然経過で痛みが取れやすく、発症から1カ月半で痛みは半分以下になると報告されてます。ぎっくり腰のように重いものを持った時や無理したときに腰を痛めてしまう場合や、長時間の運転や仕事の重労働がベースにあり、その積み重ねで腰を痛めてしまう方もいらっしゃいます。急性腰痛症のうちにしっかりと初期治療を行い、腰痛を慢性化させないことが重要です。
腰痛には内科の病気が隠れていることがあります。問診やこれまでになった病気のチェック、診察で泌尿器科疾患(尿路結石、腎結石)や産婦人科疾患(子宮内膜症、妊娠)、血管性疾患(腹部大動脈瘤、解離性大動脈瘤)の可能性を確認する必要があります。

次に腰痛のレッドフラッグ(赤信号)の確認をします。レッドフラッグとは、見逃しては行けない腰痛疾患の総称で、代表的なものは癌の骨転移による転移性脊椎腫瘍や背骨の感染で生じる化膿性脊椎炎、高齢者によく生じる腰椎圧迫骨折などがあります。これらの疾患は放置すると腰痛で動けなくなるだけでなく、腰の神経を圧迫し、足のしびれや麻痺を生じます。神経圧迫の症状が進行すると手術を受けても後遺症が残るような状態(手遅れの状態)となり、その結果ADLが悪化し、致命的になる可能性もある怖い病気です。そのため、腰痛や神経症状が強い場合はレントゲンだけでなくCT・MRIもチェックし、これらのレッドフラグを見逃さないように丁寧な診療を心がけています。


まずしっかり炎症を抑える薬を内服し、また患部に消炎鎮痛効果のある湿布(かぶれる場合は塗り薬)を処方します。痛みが強い場合は腰痛ベルトやコルセットを処方し、無理をしないように生活指導も行います。一方で1日以上安静は逆効果との報告もございますので、痛みに応じて無理のない範囲で生活してもらうことを推奨してます。強い痛みが落ち着いてきた場合、痛みが慢性化しないように物理療法(牽引や電気、超音波)も併用し治療していきます。
引用

腰骨と腰骨の間には椎間板というクッションがあり、骨同士がぶつかるのを防いだり、腰骨を安定化させたりしています。しかし、時に椎間板の後ろに裂け目が入り、椎間板の中身(髄核)が後ろに飛び出し神経を圧迫し、腰痛や足のしびれ痛みを生じてしまうことがあります。これを腰椎椎間板ヘルニアと言います。ヘルニアは英語で飛び出すと言う意味なので、文字通り腰骨の椎間板が飛び出すことで起きる病気です。20-40歳の男性に多く、症状は様々で腰痛のみの場合や足のしびれ痛み(太ももの外側や後ろ側、ふくらはぎ)、さらにひどいと足の力が入らなくなったり、オシッコがでなくなったりすることもあります(この場合は緊急手術が必要)。症状が悪化する前に早期診断することが必要です。

まず診察を行います。腰や足のどの場所が痛いのかしびれるのかを確認します。またどのような姿勢で痛むのか、日常生活でどんな時がつらいのかを確認します。次にレントゲンのチェックをし、骨の異常がないかチェックします。ヘルニアを強く考える場合は、MRIを撮影し確定診断を行います。

ヘルニアが圧迫することで神経の炎症が生じていますので、まず炎症を抑える薬を処方します。また腰痛ベルトやコルセットを処方し、局所の安静を図ります。痛みがかなり強い場合は、ブロック注射を行い痛みの緩和を図ります。並行して物理療法も行い、総合的に治療していきます。痛みが楽になった後も無理をすると再発する可能性がありますので、長時間の運転を避けてもらったり、重いものをなるべく持たないようにしてもらったり、仮に持つとしても体の近くで持ってもらうように指導しております。中には手術となる患者さまもございます。院長はヘルニアの手術も数多く行っていたので、手術の簡単な説明も可能です。患者さまがなるべく不安にならないような診療を心がけております。
引用・参考

年齢を重ねるにつれて腰骨がズレたり、痛んだりして腰痛が生じることがあります。このような状態を変形性腰椎症と言います。このような状態になると姿勢も悪くなり背筋も弱くなっていき、痛んだ腰骨の負担がさらに大きくなり、腰痛が悪化するという負のスパイラルに陥る方をよく目にします。痛みをまったくゼロにすることは難しいかもしれませんが、少しでも痛みを緩和できるように、共に付き合っていけるような状態を目指して、治療を提供していく所存です。

高齢の方の慢性的な腰痛の場合、変形性腰椎症の場合が多いです。基本的にレントゲンを撮って、腰骨の正面と側面、また前かがみや後ろに反らした状態で腰の並びやずれがないかをチェックします。

炎症を抑えるような薬に加えて、痛みのある場所に直接痛み止めや炎症止めを注入し痛みを緩和することがあります。痛みが強い場合は定期的に注射を行い、痛みを緩和していきます。また腰痛ベルトやコルセットを作成し、日常生活の痛みの緩和を図ります。また継続的に物理療法(牽引やホットパック、電気治療)を行い、許容範囲の痛みとなることを目標に治療を行います。痛みが緩和できた場合は、1日8000歩以上を週3回などを目標に運動の習慣を持ってもらい、痛みを悪化させないように努めていただくよう啓蒙、患者さまを鼓舞できるよう努めております。
引用・参考

変形性腰椎症をベースに起こることが多く、高齢の方によく生じる病気です。変形性腰椎症と大きく違う点は、腰骨のズレや神経の周りの靭帯が分厚くなることで、神経の通り道が狭くなり、神経が圧迫されることです。脊柱管という腰骨の中の神経の通り道が狭くなるため、腰部脊柱管狭窄症と呼ばれます。症状としては、腰痛よりも足のしびれや痛みが出やすいです。特にお尻や太ももの外側・後ろ、ふくらはぎのしびれ痛みを生じ、歩くとどんどん痛みが強くなり、数十メートルも歩けなくなってしまう方もいます。前かがみの姿勢で足の痛みが楽になることが多いため、自転車を乗るときは痛みを感じない方がいらっしゃいます。

足のしびれ痛みの範囲、跛行(歩いてどんどん痛くなること)の有無、足に力が入るかをチェックします。足の血管が詰まっても同じような症状となるので、足の甲の動脈が触れるかを確認することもあります。レントゲンで腰骨の並びもチェックしますが、神経の通り道が本当に細くなっているかはMRIを撮像しないとわからないため、症状が酷い方にはMRIを撮ることを推奨してます。
炎症を抑える薬に加えて、神経の痛みを緩和する薬を出すことも多いです。また痛みが強い場合は、ブロック注射を行い、消炎を図ることもあります。またコルセットや物理療法を行い、痛みを緩和していきます。症状が進行性の場合は、手術適応となることもあります。腰部脊柱管狭窄症の手術は圧迫を取る手術、固定をする手術があり、院長はどちらの手術も数多く経験しており、手術の具体的な説明も可能です。患者さまがなるべく不安とならないように丁寧な診察を心がけておりますので、不安なことがございましたら、お声がけください。

腰椎圧迫骨折は骨粗しょう症を背景にして、転倒などをきっかけに生じる高齢の方に多い病気です。いつの間にか骨折と言われ、転倒などのきっかけがない場合もあります。腰の痛みはかなり強く、動けなくなり入院となることもありますので、まずは腰椎圧迫骨折にならないように予防(骨粗しょう症の治療)を行うことが重要になってきます。
腰椎圧迫骨折の予防=骨粗しょう症の適切な治療です。ホームページ内に骨粗しょう症の診断から治療までの記載がございますので参照していただけたらと思います。

診断はレントゲンで行います。正面と側面を確認し、つぶれている腰骨がないかチェックします。腰骨がつぶれてなくても安心はできず、不顕性骨折と言ってレントゲンでわからない骨折もあるので、痛みが強い場合はMRIで診断することもあります。

まずは痛みをとるために薬の処方を行い、また腰骨を安定化させるためにコルセットの作成を行います。また除痛効果のある注射を定期的にうち、痛みを和らげていきます。骨粗しょう症の治療をしていない方は骨粗しょう症の治療を早期に開始して、再発しないように努めます。痛みが慢性化しそうな場合は物理療法も並行して行い、痛みが緩和する方向に治療していきます。
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