2026年3月03日

下野市で腰痛にお悩みの方へ。
「尻もちをついてから腰が痛い」
「レントゲンでは異常なしと言われた」
「薬を飲んでも良くならない」
「夜中に痛くて目が覚める」
このような症状はありませんか?
多くの腰痛は、筋肉や関節の問題によるものですが、なかには重大な病気が隠れている腰痛もあります。
今回の記事は、医学誌で紹介された症例報告(腰痛がん転移)をもとに、患者様に知っていただきたい「腰痛のレッドフラッグ」について解説します。

■ レッドフラッグとは?
レッドフラッグとは、「重大な疾患の可能性を示す危険サイン」のことです。
以下のような項目が挙げられています。
- 55歳以上、または20歳未満
- 夜間痛・安静時痛がある
- 徐々に悪化している
- 体重減少や発熱がある
- がんの既往歴がある
- 治療に反応しない
- 足の麻痺や排尿障害がある
特に夜間痛・安静時痛・既往歴は重要です。
■ 実際にあった症例
62歳女性。
尻もちをついてから腰痛が出現。レントゲンでは異常なし。
しかし1週間後、痛みは悪化し、夜間痛が出現。
MRIを撮影したところ、胸椎と腰椎に異常信号を認め、乳がんの脊椎転移が判明しました。
レントゲンで異常がなくても、MRIで初めてわかることがあります。
■ 骨転移は珍しい?
骨転移は決して稀ではありません。
資料によると、骨転移の発生割合は
肺がん28%、乳がん13.9%、前立腺がん11%。
特に脊椎は骨転移の好発部位であり、腰痛として発症することがあります。
■ レントゲンで異常なし=安心ではない
「単純X線では30~50%以上の骨破壊がなければ写らない」
と記載されています。
つまり、初期の転移はレントゲンでは見えない可能性があります。
以下のような場合は、MRIやCTが必要です。
✔ 夜間も痛い
✔ 安静にしても痛い
✔ だんだん悪化している
✔ 既往歴がある
■ 下野市で腰痛を診るときに大切なこと
当院では、
- 丁寧な問診
- 神経学的検査
- 必要に応じたMRI検査
- 血液検査
を行い、重大疾患を見逃さない体制を整えています。
特に、下野市で「腰痛がなかなか治らない」とお悩みの方は、自己判断せずご相談ください。
■ 転移が見つかった場合の治療
- 放射線治療が第一選択
- 骨修飾薬(ビスホスホネート・抗RANKL抗体)
- チーム医療での対応
と記載されています。
整形外科・放射線科・がん主治医が連携して治療します。
■ まとめ|下野市で腰痛にお悩みなら
ほとんどの腰痛は心配ありません。
しかし、
・夜間痛
・安静時痛
・治療に反応しない
・がんの既往
がある場合は、必ず検査を受けましょう。
下野市で腰痛に不安を感じたら、早めの受診をおすすめします。
「いつもの腰痛」と決めつけず、安心できる診断を受けましょう。
引用文献:石川 理恵: LiSA VOL.32 NO.07 2025-7
