2026年3月12日

交通事故に遭ったとき、多くの方は「とりあえず様子を見よう」「痛みが出てから病院に行けばいい」と考えがちです。
しかし実際には、交通事故後の対応を間違えると 症状が長引いたり、適切な補償を受けられなくなることもあります。
整形外科で交通事故の患者さんを多く診ていると、「もっと早く知っていればよかった」と言われることが少なくありません。
今回は 交通事故患者さんの9割が知らない大切なポイント を分かりやすく解説します。

①事故直後は痛みがなくても受診が必要
交通事故のケガで特に多いのが むちうち(頚椎捻挫) です。
このむちうちは、事故直後に痛みが出ないことがよくあります。
実際には
に 首の痛み、肩こり、頭痛、吐き気、しびれ などの症状が出るケースが非常に多いです。
そのため
「事故直後は大丈夫だったから病院に行かなかった」
という方が、数日後に症状が出て来院されることも少なくありません。
ただし、事故から時間が経ってしまうと
ことがあります。
事故後は症状がなくても 早めに整形外科を受診することが大切です。

②交通事故の治療費は自己負担にならないことが多い
交通事故の患者さんからよくある質問が
「治療費は自己負担ですか?」
というものです。
多くの場合、交通事故のケガは 自賠責保険 が適用されるため、患者さんの自己負担はありません。
自賠責保険では次のような費用が補償されます。
つまり、交通事故によるケガの治療は 費用面を心配せず通院できるケースがほとんど です。
そのため「お金がかかるから」と通院を我慢する必要はありません。

③整形外科での診断がとても重要
交通事故の治療では 医師の診断 がとても重要です。
整形外科では
などを行い、ケガの状態を医学的に評価します。
また
などは 医師しか行うことができません。
そのため交通事故後は、まず整形外科で診察を受けることが大切です。
④むちうちは放置すると長引くことがある
むちうちは軽いケガと思われがちですが、放置すると症状が長引くことがあります。
むちうちの主な症状には
などがあります。
適切な治療を受けないまま日常生活を続けてしまうと、痛みが慢性化してしまうこともあります。
そのため 早期に治療を開始することが回復の近道 になります。

⑤交通事故の通院は継続が大切
交通事故治療では、通院を継続することがとても大切です。
症状があるにもかかわらず通院間隔が空いてしまうと
ことがあります。
むちうちの場合、初期は
週3-4回程度の通院
が必要になることも多く、症状の経過をみながら治療を続けていきます。
痛みや違和感がある場合は、自己判断せず医師に相談することが大切です。
まとめ
交通事故後は
・痛みがなくても整形外科を受診する
・治療費は自賠責保険で負担されることが多い
・早期治療が回復につながる
・通院を継続することが大切
といったポイントがあります。
交通事故のケガは、適切な診断と治療を受けることで回復が期待できます。
事故後に
・首の痛み
・頭痛
・肩の痛み
・手のしびれ
などの症状がある場合は、早めに整形外科へご相談ください。
